講師よもやま話
電気をみる 2

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松下正晴(まつした まさはる)
定期講習講師(知識、事故例、法令)

前回は、トラブル発生時に色々な測定器を使用して電気の状態をみる事を書きました。
今回は、電気をみる物で一番大事な「検電器」について考えてみたいと思います。

検電器は皆さんご存じのように、回路や機器に電気があるか・無いか、充電されているか・充電してないかを確認する物です。

電気工事や事故応動などで、この検電器を適時つかうことによって、作業者本人や仲間が
安心して作業することができます。

私もお客様の漏電警報器が作動した為、現場に行きキュービクルを触る前に検電器で  キュービクルのハンドルを検電すると、検電器が鳴動した為に感電を免れた経験があり
ます。

この検電器を確実に使用していれば感電負傷事故や死亡事故を防げたと思われる過去の事故例は多くあります。

【電気があるかないか自分で確実に確認する】【回路や機器に触れる前に確実に検電する】

これらの動作をするだけで、感電事故は確実に防げるとおもいます。

測定器を操作するには、取説を読んだりして時間がかかりますが、検電器は検電器の電源を
入れ検電するだけで、確実に電気があるか無いかみることができます。

電気に携わる人が、感電事故で大切な命や仲間を失わないように、「先ず検電」する事を
これからも願っております。

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